劇場は言葉と身体を五感で味わう場、自分とは異なる知性や感性と出会う場です。
Ortは「文学・場所・観客」をキーワードにあらゆる場に演劇を届けます。
「すべての場を《世界》と《私》と《あなた》をつなぐ劇場に」、それがOrtの活動理念です。
名作文学、翻訳文学、児童文学を演劇化し、その魅力を伝えます。
劇場でない場所を劇空間に変え、非日常的な空間を出現させます。
観客がさまざまな形で作品に参加し、一緒の時間を過ごします。
「よみきかせ」の親しみやすさと「おしばい」の迫力を組み合わせた、幼児から大人まで楽しめる上演。基本的に場所を選ばず上演可。レパートリー作品は20を超える。上演時間は25分前後。0歳児より入場可。観客参加、上演前後のワークショップあり。
音楽家の生演奏と朗読劇を組み合わせた、音と言葉が耳に贅沢な上演。楽器演奏ができる場所であれば上演可。上演時間は30分~40分。主催者判断で0歳児から入場可。観客参加、上演前後のレクチャーやワークショップも可能。
近代文学や児童文学の名作を題材にしての上演や、日本および海外の出版戯曲を現代劇として上演。50名以下の小スペースやギャラリーから、1000名超の大ホールまで上演可。上演時間は60分~90分。観客参加、上演前のワークショップ、上演後の出演者との交流など可能。
Theatre Ortは「シアターオルト」と読み、Ortとはドイツ語で【場】の意味。2000年より現代舞台芸術ユニットOrtとして始動。その後、シアターカンパニーOrt-d.dとして豊島区・にしすがも創造舎を拠点に活動。2015年から立川市・たちかわ創造舎のプロジェクト・パートナーとして拠点を移すにあたって、現在の名前に。立川市だけでなく、国立市、武蔵野市、武蔵村山市、日野市など多摩エリアの自治体や公共施設と協働を重ねている。豊島区の「としまアート夏まつり」では、2014年から毎年、よみしばいを上演している。また、文化庁による「コミュニケーション能力向上事業」のコーディネーターに2018年度から採用されている。
2005年から3年連続で東京国際芸術祭に招聘されたほか、静岡でのShizuoka春の芸術祭、韓国でのBeSeTo演劇祭などにも招聘され、2009年のアジア舞台芸術祭では東京を代表する劇団の一つとして上演を行った。札幌、長野、名古屋、北九州、宮崎など他地域での上演も多く行っている。2014年に札幌のシアターZOOで上演した『想稿 銀河鉄道の夜』が、北海道文化財団による【Re:Z】大賞を受賞。なお、代表の倉迫が台本・演出を担当した宮崎オペラ協会によるオペラ『赤毛のアン』は佐川吉男音楽賞(三菱UFJ信託芸術文化財団)奨励賞を受賞。